ワークショップやミーティングの設計図を共有・確認しよう!(ワークショップデザイン&ファシリテーター Advent Calendar 2018参加)

みなさま、こんにちは!
ミーティング&ワークショップデザイナーの菅谷(こうちゃん)です。
もともとは社会科教師でしたが、いまは複業スタイルで
人と人とがつながる場づくりに取り組んでいます。
具体的には
- (株)チームビルディングジャパンで組織のコミュニケーションの場づくり(コーディネーター)
- NPOまちなかコーディネーター・トリアウテで地域のコミュニケーションの場づくり(ファシリテーター)
- コラーニングスペース勉強カフェで大人の学びの場づくり(コミュニティマネジャー)
に取り組んでいます。
さて、今日はワークショップデザイン Advent Calendar 2018、ファシリテーター Advent Calendar 2018に参加したいと思います。
よかったら他の記事も眺めてみてください。
テーマは
ワークショップの設計図を共有・確認しよう!
です。
ワークショップは参加型、体験型の活動プログラム。
参加者みんなでつくっていく場だと思います。
ですので、みんなで良いワークショップを作っていくために
ワークショップデザインの設計図を共有・確認することは必須だと考えています。
(と書きつつ「良いワークショップとは何か?」という問いは残るなと思っています)
そこで
僕なりの設計図の共有の仕方をご紹介したいと思います。
【目次】
- パワーポイント等のスライドで提示する
- プリントを配る
- メールやチャット等で送っておく
- ★オススメ★ みんなで見えるようにかく
パワーポイント等のスライドで提示する
一般的な手法で、何百人の参加者のワークショップでも対応できます。
一方で、提示したスライドが残らないため、途中でデザインの確認ができないことがデメリットです。
また途中でのリデザインもやややりにくくなります。
プリントをみんなに配る
こちらも一般的な手法です。
手元にあるため、各自メモをしやすく
デザインを確認しやすいというメリットがあります。
一方で、柔軟なリデザインは少し難しくなります。
また手元に目がいってしまい、ファシリテーターに目が行きにくくなるというデメリットもあります。
メールやチャット等で送っておく
こちらは組織内で行うワークショップやミーティングで一般的だと思います。
僕も自組織では、メールやチャット等であらかじめデザインを共有しておきます。
そのほうが安心して参加するレディネス(心の準備)の形成につながるからです。
人によって、確認している人もいない人もいますので
当日その場での確認も必須です。
こちらに前の項目のプリントを添付しておくのも有効です。
共有しておくデザイン項目としては、以下のようなものが挙げられます。
- 目的(そもそも何のために集まるのか?)
- 目標(ワークショップやミーティングの終了条件。内容面だけでなく心理面も)
- 現状(参加者の状況認識。こちらも内容面だけでなく心理面も)
- 内容(現状から木曜に向けた進行内容と時間配分の案)
- その他(事前課題や懸念点などあれば)
★オススメ★ みんなに見えるようにかいておく
こちらがオススメです!
みんなで確認できる
つねに確認できるという安心感があります。
いろんなやり方がありますので
実際の事例をご紹介します。

事前告知のPOPを貼り、前提も共有できるように
チェックイン・チェックアウトの付箋を貼りつけ、記録としても残るようにしています。

ホワイトボードはその場でかいたり消したりできるため
当日相談しながら作れる。柔軟なリデザインが簡単。

対話促進ツールえんたくん時計とKP法の組み合わせ。
えんたくんは円形なので、時間を直感的に認識できる。
KP法は小さな紙でも実施でき、その場で柔軟にリデザインできる。
ひとまずこんなところです。
何より大事なことは
設計図を共有するだけでなく、これでオーケーか確認すること
ワークショップはみんなでつくる場。
ワークショップデザイナーの独りよがりになってしまっては
良いワークショップにはなりません。
ワークショップデザインの設計図を共有し、確認する時間をデザインに組み込むことが
良いワークショップデザインの肝だと思います。
みなさんは、どうやってワークショップデザインの設計図を共有したり、確認したりしていますか?
よかったら教えてください(^^)/
今日のところはこの辺で!
みなさま素敵な場づくりを(^^)/
公開ワークショップ・セミナーのご案内
- 12/23(日)14:00@秋葉原:秋葉原リフレクション2018⇒2019(勉強カフェ対話部)
- 2016年に開催して大好評だった『40人のビジネスパーソンが絶賛した「1年の振り返り」完全マニュアル』を応用したリフレクションワークショップを開きます。
- 1/6(日)14:00@秋葉原:秋葉原リフレクション2018⇒2019(勉強カフェ対話部)
- パーソルキャリア株式会社の開発した”タニモク(他人に目標をたててもらうワークショップ)”を、みんなでやってみようという会です。
- 個別対話セッション:12月分、まだ空きがあります!
- 詳しくはこちらをご覧ください。
過去のファシリテーター Advent Calendar 参加記事も是非お読みください!
- 2017:お互いをファシリテーションしあう
- 2016:「ファシリテーターと言うからには○○だろ!?」3選
- 2015:僕らは「ファシリテーター」に何を求めてるんだろう?
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